草津白根山は群馬県にある標高2,160mの山で活火山なので、火山の噴火警戒レベルによっては観光できないこともあります。ここ数年は警戒レベルが2だったので湯釜まで行けなかったのですが、今年6月にレベルが1に引き下げられたため見に行くことができました。
今回は、湯釜までの時間や、小さい子供でも歩けるのか、靴はスニーカーでないと難しいのかなど、私達が行った時の様子をお伝えします。
草津白根山の湯釜まで歩く時間は?
草津白根山の湯釜を見に行く場合、第二駐車場にある白根レストハウスから歩いていきます。駐車場はかなり広いので余裕ありました。
レストハウスから湯釜までは約1kmで、行きは坂を上っていくためちょっと時間がかかります。
普通の大人の足で往復30分くらいでしょう。それに頂上で写真撮影したりエメラルドグリーンのカルデラ湖を眺めたりする時間を加えたのが所要時間となります。
我が家の場合は、私と子供は往復と見学時間合計40分ちょうどでした。夫は足が早いのでもっと早く上っていましたが。
第二駐車場奥の、ここがスタート地点です。
坂道は、最初は緩やかなのですが、徐々にハードになっていきます。それを見越して、最初の時点で杖を借りていく人も多いようです。私と子供も念のため、と借りたのですが、慣れないと使い辛くて逆に邪魔になっていました。(人によっては持ってて良かった、という人もいるかもしれませんが。)
あと、トイレは上り始めるとありませんので、最初にレストハウスで済ませておく必要があります。丁寧に、注意書きもありますので、くれぐれも気を付けましょう。
最初は緩やかだからといって調子に乗ってしまうと後が辛いです。マイペースで上るようにした方が良いですね。我が家は私と子供は運動音痴で、夫だけが運動得意で健脚なので、最初について行こうとしたところ、途中でくたびれてしまい、超スローペースになってしまいました。
途中、8合目のところには避難小屋がありました。
8合目の印もありました。
ちょっとココで休憩 ^^) _旦~~
そして、ようやく頂上に到着!
見晴らし良いし、湖が美しい!
見事なエメラルドグリーンですよね。
この湯釜は火山湖ですが、直径約300m、水深約30mもの大きさだそうです。
なぜ色がエメラルドグリーンなのかというと、鉄イオンや硫黄などが水に溶け込んでいて、それが光に吸収されてこのように見えるのだとか。そしてもう1つの特徴が、酸性度の高さです。なんと、ph1.0程度なのです。すごい極端ですよね。
草津白根山は子供が小さくても歩いて行けるの?
草津白根山の湯釜までの道は、きちんと山道としては整備された道なので小さい子供や老人でも一応歩けます。
ただ、歩いている子供達の様子を見たところ、活発な子供なら3歳くらいでも元気に歩いていたのですが、整備されているといってもアスファルトではないし、見慣れない光景に戸惑って、スタート地点で泣きだす女の子もいたし、最初の十歩くらいでギブアップして「お母さん、抱っこ~!!」と早くも抱っこ要求している子供もちらほら見かけました。
小さい子供がいる場合は、最初にトイレを済ませてから向かうことを忘れないことと、2~3歳だと抱っこ要求する可能性もある、ということを念頭に入れておく方が良いでしょう。
そして、抱っこしなければならない場合、急な坂道なので抱っこしたままだとお母さんが結構辛い、ということになるのですよね。
1~2歳の場合、最初からおんぶしたり、背負子を使う人もいました。
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私が見た強烈な子供の一人は、3歳児くらいだったのですが、かなりしっかりした子供で元気いっぱい歩いて上っていました。また、言っていることがスゴイんですよ!
「このくらいの坂道なんて平気だけどさー。
ハチがいるんだよね。
ハチってちょっと怖いから嫌だなあ!」
・・・でもね、確かにハチはウロウロ飛び回っていたけど、その男の子、全然怖がっている様子がありませんでした。
むしろ、その近くを歩いていたウチの子供の方が怖がって、坂道だというのに後ろを歩いていた私の方に寄りかかってきて困ったものです。
この蜂は約2cmなので滅多なことでは人を刺さないかなあと思ったのですが、怖がりなウチの子は、ブーンという音だけで怖い、と大騒ぎしていましたorz
まあ、特に私はこの日に限って黒い服と黒いカバンだったので、蜂が寄ってきそうな色なんですよね。結構長い間カバンに止まったりされて内心冷や冷やしておりました。
話を戻しますが、子供の事例をもう1つ。
親子4人(お父さん、お母さん、1歳くらいと3歳くらいの子供が2人)でスタートして数メートル歩いたところで、上の子供が
「歩けない!」と大泣きしたんです。それで慌ててお父さんが抱っこする光景が印象的でした。
ちなみに、お母さんは1歳くらいの子供を最初から抱っこしていたので、もしかしたら夫婦2人で子供を抱っこして上ったのかもしれません。
ということで、2~3歳の場合には親が抱っこして行く覚悟がないと難しいと思いました。
草津白根山はスニーカーが必要?服装は?
草津白根山の湯釜までの道のりは、坂道が急なところもありますが、基本的にきれいな道なのでスニーカーでなくても大丈夫なようです。
(ただ、活火山だし、警戒レベルが引き下げられたといっても山は山。舐めてはいけないと思うので、正直言うとスニーカーの方が良いのではないか、と考えています。
とはいえ、皆さん観光ですから、そこまで深く考えませんよね・・・。
いましたよ、女性のお洒落なサンダル靴が!
その他、4cmヒール高の人もいたし、しかもミニスカートで。(下を歩くとちょっと見えてしまうかも・・・というくらいのレベルでした。)
確かにミニスカートで行っても、平常時なら大丈夫ですけどね。
活火山は差し引いても、普段でも山の天気は変わりやすいし、雷鳴が聞こえたら速やかに下山するように、という看板もスタート地点にあったし。
山に行くなら用心深くスニーカーのような歩きやすい靴や服装の方が良い気がしております。
さいごに
草津白根山は山歩きやスキーも楽しめるけど、湯釜も観光地の1つとして有名なので、機会があったら行ってみると感動しますよ。
特に、晴れた日には湖が本当に美しいエメラルドグリーンなので、それが見えると良いですね。
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