今回、姫路に行く機会があったので、よく映画のロケにも使われる書写山圓教寺(しょしゃざんえんきょうじ)に行くことにしました。
行き方や所要時間、ラストサムライの舞台となった場所について事前に調べたことや、実際に行った様子、グルメや桜について写真付きでお話しします。
圓教寺の行き方と所要時間は?
書写山圓教寺は姫路駅からバスとロープウエーを使って行きます。
バスとロープウェーのセット券(大人1300円)が出ているので便利です。
バスは、姫路駅中央口前の乗場10番より神姫バス「書写山ロープウエー駅行」に乗ります。
自動車の場合、駐車場はロープウエー乗場前に専用無料駐車場があります(下記写真)。
私が行ったのは平日だったのですが、平日昼間はがら空きでした。
ロープウェーは1時間に4本(毎時00、15、30、45分)あります。
こちらも平日なのでガラ空きでした。
下記写真はロープウェー乗り場です。
こちらが仁王門です。
山上駅を降りると東坂参道があり、少し歩くと参拝入口(志納所)があります。ここで志納金(拝観料)500円を納めます。
ここから見どころである摩尼殿まで行くには大人の足で30分程度かかるのですが、足の悪い人はマイクロバスが出ていて500円で往復できるので、そちらを使う方が良いでしょう。
ロープウェー山上駅から仁王門まで約10分、仁王門から摩尼殿までは約15分かかりました。
途中坂道がキツいし、舗装されていない道もあるので、車椅子やお年寄りの場合にはかなり厳しいだろうなと感じました。
圓教寺ラストサムライの舞台となった食堂を見学
ところで、私は建築関係の仕事をしているので、お寺の構造を見るのが大好きなんです。
そして、この円教寺の摩尼殿は京都の清水寺の舞台と同じ作りの建築物なんです。
なので、間近でじっくり堪能してきました。
国指定重要文化財となっている食堂(じきどう)はラストサムライの撮影場所で有名です。
食堂は「食べる場所」という意味でなく、「じきどう」と読み、修行僧の寝食する目的の建物でした。
この場所に行くと、ラストサムライに登場した渡辺謙や真田広之、トム・クルーズの演技を思い出す人も多いのではないでしょうか。
食堂の隣にある常行堂(じょうぎょうどう)は、阿弥陀仏の名を唱えて本尊を回る修行をする目的の道場ですが、食堂とあわせてNHK大河ドラマの軍師「官兵衛」のロケで使用されました。
もう1つの建築物である大講堂は986年に建てられたのですが、現在の建物は室町時代の再建物です。経文の講義を聴いたり、座禅や論議などをした場所で、ご本尊は平安時代作の釈迦如来です。
圓教寺のグルメと桜
大好きな建築物を堪能した後は下山したあと、書写山ロープウエー駅前で、名物の炭焼き「書写だんご」を食べてみました。だんごは白と草団子の二種類があり、たれはみそ、しょうゆ、きなこの三種類。お店のおばちゃんおすすめの白だんごのみそだれを選びました。焼きたて団子を食べると、表面はカリッとしているけど中がモチモチで、みそだれの甘辛味もバランス良かったです。
書写山の桜は書写駅の付近が見どころとなっていますが、以前は圓教寺の山道沿いにも桜がみごとに咲いていて、「桜のトンネル」があったとか。しかし、山頂のバスが運行されるとバスに桜の枝葉がぶつかり、運行の支障となることから、桜の枝打ちや伐採をしたそうです。
今では昔の「桜のトンネル」の面影は失われてしまったそうです。
この話は地元の方に偶然うかがうことができましたが、「桜のトンネル」が保存されなかったことについて、とても残念です。
さいごに
兵庫県姫路市の圓教寺はラストサムライの舞台にもなった名所ですから、是非機会があったら行ってくださいね。
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