山梨県で自然を堪能するなら昇仙峡が有名ですが、昇仙峡の見どころは何があるのでしょうか。
ロープウェイで山頂までいく方が良いのか、滝周辺を歩く方が良いのでしょうか。
今回は、我が家で昇仙峡に行った時の様子や後で知って後悔したこと、駐車場、所要時間等についてまとめました。
昇仙峡の見どころは?
昇仙峡の見どころとしては、以下の2つの選択肢があります。
(1)ロープウェイで山頂に行き、その周辺を散策する
(2)ロープウェイを使わず、仙娥滝周辺を散策する
では、具体的にどのようなことが出来るか、主なことをご紹介します。
(1)ロープウェイで山頂に行く場合
- 山梨県を360度眺めることができる(展望台、弥三郎岳)
- 天気が良い場合には富士山が見える
- パワースポットでパワーの充電をする
- 神社で祈願する
ちなみに、パワースポット目当ての場合、ロープウェイ山頂では以下の3ヶ所が有名です。
- 弥三郎岳
- 和合権現
- 浮富士広場
(2)ロープウェイを使わない場合
- 仙娥滝を見る(仙娥滝は落差約30m)
- 石門を見てくぐる
- 覚円峰を下から眺める(「夢の松島」と呼ばれる、紅葉の時期の撮影スポット)
- 天鼓林で足を踏み鳴らして鼓のような「ポンポン」という音を楽しむ(山梨県の天然記念物である景観地)
- 奇岩を見ながら渓流沿い遊歩道を歩く
※(2)の途中で、以前はトテ馬車(道産子馬による観光遊覧馬車)があったのですが、利用者数の減少等により残念ながら2017年8月で営業終了しております。
その他、以下のようなものもあります。
- 川遊び
- 影絵の森美術館
- クリスタルサウンド水晶宝石博物館
昇仙峡ロープウェイの山頂での所要時間は?
昇仙峡ロープウェイで山頂まで登る場合、山頂付近をどこまで散策するかによって所要時間が変わってきます。
- 展望台だけなら往復約20分
- 弥三郎岳まで行く場合は往復約1時間
これを念頭に計画すると良いでしょう。
ロープウェイそのものは、乗車時間が片道5分、通常は20分間隔で動いていますが、混雑時には5~10分間隔になるようです。
今回はお盆期間中で混雑していたため、10分間隔になっていました。(それでも定員45名の車両は立っている人がギューギュー詰め状態でした。下の写真は帰りのロープウェイで、既に人が多く乗車していたのですが、この後も更に人が増えてギューギューになりました。)
ちなみに、山頂駅から下を眺めるだけでも気持ちいいですよ。
眺望を期待するなら山頂駅を降りてから左側へ歩いて、展望台や弥三郎岳に行きましょう。
所要時間は片道で展望台まで5分、弥三郎岳まで20分となっています。ただし、展望台までの5分の道は、進むにつれて舗装されていないところを通るため、滑りにくい運動靴の方が安心です。
下から展望台の方を見上げた時の写真がこちらです。
普通の観光のノリでサンダルの人もいましたが、運動神経良いとか、高所も平気で歩けるなら問題ないでしょう。
ただ、我が家の場合、私と娘が高所恐怖症で運動音痴なため、この5分の距離なのに、実際には10分近くかかって展望台にのぼりました。しかも、展望台は柵とかがない岩場だったため、怖くて端まで行けず(。-∀-)
下の写真が展望台です。柵がないので端に行くと怖いとは思いますが、高所恐怖症の私と娘は、看板のところに行くのも躊躇われました。
運動神経の良い夫には、「何でこっちに来ないんだよー、すごく見晴らし良いのに~!」と文句を言われてしまいました。
そして、私と娘はこの展望台で挫折したため、弥三郎岳には夫一人で向かっていきました。
ちなみに、弥三郎岳は頂上が大きな一枚岩になっており、360度の絶景が楽しめます。富士山、甲府盆地、白砂山、南アルプス、金峰山、荒川ダム等をぐるっと見渡すことができますよ。
ロープウェイで山頂を散策する場合、展望台や弥三郎岳まで行く方が確かに満足度が高いとは思いますが、滑りやすい岩があったり、傾斜しているところを歩きづらい人の場合はロープを掴んで上ったりする方が安心な箇所もあります。
もちろん、運動神経が良くて恐怖心がない人ならサンダル靴でも平気で歩いていますが、危険かどうかを判断できない子供が一緒だと、目を離すと危ない場所ですし、注意しながら歩く必要がある、ということを十分理解した上で行って下さいね。
そして、私と娘は展望台で引き返したのですが、そこから降りる時も足元を見るとちょっと怖いんですね・・・。
こんな感じだったので、どこを歩けば怖くないかなあ、と先に歩いていく人の様子を見つつ、道を選んで一歩ずつ歩いたため、5分の道のりが10分程度かかってしまいました。
弥三郎岳に行かなかった私と娘は、夫がそちらへ行っている間、和合権現をお参りしたり、
うぐいす谷で合格岩などを見たり(下の写真はうぐいす谷へ向かう道です。階段の上り下りがあるけど、展望台や弥三郎岳ほど足の踏み場で悩むことはありません。)、
富士山スポットで写真撮影したり(ただ、この日は雲が多くて見えませんでした)、
のんびり過ごしていました。途中、「龍の松」があり、コインを投げ入れてみたり(結構難しかったです)、色々楽しめましたよ。
こちらは約束の丘。
約束の丘から富士山を見ると幸せが舞い込むそうですが、残念ながらこの日は富士山が見えなかったので(ノД`)・゜・。
ロープウェイ乗り場の前に、ポストがあったのですが、上の説明書きを見ると意味が分かりますね。
こちらが投函するポストです。
ということで、ロープウェイの山頂で端から端まで散策すると、1.5~2時間くらいかかるかもしれません。
昇仙峡の仙娥滝周辺散策について
昇仙峡ではロープウェイで山頂に行くのも良いのですが、元々は、ロープウェイよりも仙娥滝やその周辺の奇岩を眺める方が主流でした。ただ、奇岩を全て見ていくと、仙娥滝から長とろ橋まで約4kmあり、かなり歩きます。
そこで、おすすめとしては、
- 仙娥滝を見て、そのまま遊歩道を下り、
- 昇仙橋を渡り、
- 石門をくぐり、
- 覚円峰や夢の松島を下から眺め、
- 天鼓林で足を踏んで共鳴音を聴く
という、約2kmのコースを歩く程度が良いでしょう。(ただ、天候が悪い場合は仙娥滝から石門程度まで行けば十分でしょう。)
また、もし4km歩く場合は、最終地点の長とろ橋のところに昇仙峡口バス停があります。1時間に1本程度しかないバスですが、駐車場まで戻る際にタイミングを合わせて利用すると便利ですよ。
→山梨交通 バス路線図(甲府駅から北部・北西部 方面)
この路線図上で、昇仙峡付近のバス停を探してクリックすると、時刻表がPDFで表示されます。
ちなみに我が家では、暑い中ロープウェイの山頂で散策して疲れたこともあり、仙娥滝だけで満足してしまい、石門まで行くのも断念してしまいましたorz
後になってから、石門までは行った方が良かったなあ・・・と後悔しております(-_-;)
さいごに
昇仙峡はロープウェイの山頂と滝周辺、どちらも見どころが多いので、どちらもおすすめです。
ただ、時間が1時間程度しか無い場合はロープウェイを使うと時間がかかってしまうので、仙娥滝から周辺の奇岩の散策という方がおすすめです。もし2時間あれば、両方行って山頂で1時間、滝周辺で1時間というペースがおすすめです。(昇仙峡は見どころが多いので半日から1日いて、食事を含めて楽しむこともできますよ。)
事前に、昇仙峡観光協会の昇仙峡マップを確認しておくと歩く際にイメージしやすいです。(忘れても、昇仙峡に行けば入手できるので大丈夫です。)
→昇仙峡の地図
また、駐車場については市営無料駐車場2ヶ所と県営無料駐車場1ヶ所が知られていますが、それ以外にもロープウェイの乗り場にもあるし、美術館等にもあります。夏休みのお盆の時期の昼間でも満車にはなっていなかったので、どこに駐車するにしてもさほど困らないでしょう。
以下のサイトも参考になるので事前にご覧ください。
→昇仙峡の歩き方・モデルコース
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