秩父といえば芝桜が有名ですが、すぐ近くの長瀞にも観光名所が色々ありますよね。我が家では、ゴールデンウイーク中に羊山公園の芝桜を見るついでに長瀞まで足を伸ばしてみました。
でも、電車で行く場合には観光でおすすめの場所や移動手段を事前に調べておかないと失敗するのですよね。我が家では見事にあちこちで失敗して「こうすれば良かったなあ」という思いが色々ありました。
そこで今回は、我が家の失敗談を元に、電車による長瀞観光のおすすめコースや移動方法についてお話しします。
長瀞観光で電車を使う場合の注意点は?
一番の注意点は、タクシー乗り場がない駅もある、ということです。
え、そんなこと?
と思うかもしれませんが、コレは結構重要じゃないかと思うのですよね。
我が家の場合、秩父駅から秩父鉄道で移動したのですが、1つ失敗だったのは、宿泊先が上長瀞駅から3km程度の場所だったので、タクシーで行けばいいだろう、と考えていたところ、上長瀞駅を降りたら、コンビニも何も無い駅で。タクシー乗り場もありませんでしたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
幸い無人駅ではなく駅員さんがいたので尋ねたところ、タクシー会社の電話を教えてくれました。ただ、そのタクシー会社に電話したら「本日の営業は終了しました」と言われてしまいました。(。-∀-)
仕方なく、再度駅員さんに相談して別のタクシー会社(2つ先の駅にある会社)を教えてもらい、そこから来てもらうことになりました。
宿泊したホテルでは予約しておけば駅まで送迎してくれるという話だったので、電車旅の場合はホテルの送迎時刻に合わせてスケジュールを考えるべきだったなあと反省しました。
もう1つの注意点は、電車の本数が少ないので余裕のある計画を立てる必要がある、ということです。
別記事でもお話ししましたが、東京から秩父方面へ行く場合は車だと(一本道で裏道が無いことから)大渋滞が予想されるため、観光の場合は車よりも電車がおすすめなのですよね。とはいえ、電車も芝桜などのシーズンだと所沢や飯能から先は混雑するため、有料の特急列車を予約していくのが一番安心です。
都心からの電車おすすめは、こちらの記事に詳しく書いてあります。
→羊山公園へのアクセス 東京から秩父まで電車の場合は?バスもあるの?
でも、そうなると、秩父・長瀞での観光の際の移動手段として車は使えませんよね。
なので、上手に移動することを考えるのが観光する際のポイントでしょう。
長瀞観光でおすすめコースは?
長瀞観光のおすすめは色々あるので迷うと思いますが、1日だけなら、山へ行くか川へ行くか、を選ぶことから始まるでしょう。
(2日あれば両方可能ですが。1日で両方行くのもアリですが、その場合には、ロープウェイに乗って少し山を散策する程度、長瀞ライン下りだけ楽しむ、という感じで移動だけで慌ただしいと思います。)
長瀞で山方面のコース
山の場合、宝登山を中心に以下のような場所があります。
・宝登山神社
・宝登山ロープウェイ
・宝登山つつじ園
・宝登山小動物公園
・宝登山神社奥宮
・宝登山山頂
・宝登山ハイキング
全てを回る必要はありませんが、宝登山周辺だけでも1日かけて楽しむことができる場所です。
また、3月下旬から4月頃にかけては桜が楽しめるので、花見をしたい場合はすごくおすすめですよ。長瀞駅から宝登山方面で桜や季節の花を楽しむ場所としては、以下があります。
・宝登山神社しだれ桜(3月下旬から4月初め)
・宝登山参道(3月下旬から4月上旬)
・野土山・桜の里(4月上旬から中旬)
・通り抜けの桜(4月中旬から下旬)
・宝登山つつじ園(4月中旬から5月中旬)
長瀞で川方面のコース
長瀞で川遊びをする場合に欠かせないのが長瀞ライン下りでしょう。以下のページに料金やコースが掲載されています。
→秩父鉄道:長瀞ラインくだり コースのご案内
このライン下りの発着所の1つである岩畳は、長瀞に行くなら是非とも見ておきたい場所の1つです。だから、ライン下りをするならもれなく観光できる、というのが嬉しいところです。
長瀞ライン下りの乗船時間は3kmのコースで約20分、6kmのコースで約40分となっていますが、荒川の水量によって多少時間が変わってきます。また、発着所には無料送迎バスがあるので、ライン下りの後に元の場所まで戻ってくることが出来ます。
また、長瀞ライン下りをする場合にも季節が春なら近くで楽しめる花が色々ありますよ。主なものは以下の通りです。
・岩畳の藤(4月下旬から5月上旬)
・法善寺のしだれ桜(3月下旬から4月初)
・井戸の桜並木(3月末から4月上旬)
・蓬莱島のつつじ(4月中旬から5月中旬)
長瀞観光では移動方法が重要!
長瀞駅は急行も止まる駅だし観光客の多い街のため、最初にお話しした上長瀞駅とは全然違って非常に賑やかです。(秩父鉄道から西武線へ乗り入れしている列車の始発駅となっているので、東京方面に帰るならとても便利な駅です。)
駅の隣には小さい土産物屋さんがあるし、道路に出ると土産物屋さんがあったり、煎餅やソフトクリーム、五平餅なども販売されています。
長瀞観光ではこの駅が起点になるので非常に人が多いという印象です。
長瀞駅からの移動手段は?
宝登山方面は長瀞駅の改札を降りて正面側にあり、長瀞ライン下り(荒川)は改札とは真逆の方向なので踏切を渡って反対へと歩いていくというイメージになります。実際の移動手段は、宝登山方面なら、駅前から宝登山ロープウェイ乗り場まで無料送迎バスがあるので、それを使うと便利です。
また、川の場合は、駅前にも発券所があるので、最初にそこでチケット購入しつつ道を訊くのが一番分かりやすいです(数分の距離です)。
実際の長瀞駅前の様子
長瀞駅の改札口を出ると正面に宝登山ロープウェイ乗り場へ行く無料送迎バス乗り場があり、結構多くの人が並んで待っています。
これは4〜6月の土日祭日のみで、15〜30分毎の運行となっています。
(山の麓にある宝登山神社も参拝したい場合は、無料送迎バスでなく歩いて行く方が良いですが、山の上に行くなら体力温存して、神社はスルーする方が良いかもしれません。)
また、長瀞ライン下りの発券所も隣にありました。こちらも人気で、タイミングによっては結構沢山の人が並んでいます。
まあ、そのタイミングというのも電車が来て駅を降りたら混雑し始める感じなので、皆さんここに並ぶことを事前に知っていて、サッと行動しているんだろうな、という感じではありましたが。
(我が家では初めての長瀞観光だったため、どこからどう行けば良いのかさえ全く分かっていませんでした。)
宝登山ロープウェイの無料送迎バスを利用する際の注意点
我が家では山の自然を堪能したかったため、宝登山ロープウェイを使って宝登山神社奥宮と宝登山小動物公園に行きました。ただ、ロープウェイの無料送迎バスは小型なので乗車人数が少なく、沢山の人が待つ場合には次の便を待たなければいけない可能性があることを理解しておく必要があります。
我が家で行ったのはGW中だったため非常に混雑していて往復ともに補助席使って満席状態でした。行きは運良く1本目で乗れましたが、帰りは沢山の人が並んでいたため、次のバスを待たなければなりませんでした。下の写真は次のバスを待っている時点です。
そして、運行間隔が意外と開いていたようで、次のバスが来たのが約20分後。電車旅の場合、こういうところで時間がどんどんかかっていくのですよね。かなり時間をロスしてしまいました。
ですから、帰りの送迎バスを利用したい場合は、ロープウェイが混雑しているのであれば、席に座るのでなくドア付近に立っている方が良いでしょう。ドアが開くと同時に下車して、送迎バスの乗り場まで1番最初に到着することができるのですから。
(我が家では、帰りのロープウェイは先頭で乗車できたため、そのまま「席に座れてラッキー!」と嬉しい気持ちだったのですが、混雑していたためロープウェイはギューギュー詰め状態でしたし、下りる順序は当然最後だったのです。送迎バスに並ぶ順序まで思い至りませんでした。)
さいごに
このように、電車で移動する旅行だと、思わぬところで時間をロスするケースが多いので、あらかじめ余裕を持った計画を立てなければなりません。
なので、長瀞町内での移動を考えると車の方が楽だったなあ、と残念な気持ちにもなるのですが、秩父長瀞まで東京から車で行くのは渋滞必須なので、それも難しい・・・となると、観光地でのレンタカーやレンタサイクル等を利用するという方法も便利でしょう。
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こちらで検索すると、西武秩父駅前にレンタカーがあるので、西武秩父で芝桜を見てから長瀞観光という方法もあります。
ただ、長瀞町内での観光と言う場合には、小回りの利くレンタサイクルが便利だし、モビトロレンタカーという小さい自動車もありますよ。この2種類は長瀞駅前の観光案内所で貸し出ししています。詳細は以下のページでご確認ください。
→長瀞観光協会:レンタサイクルのご案内
レンタサイクルは13歳以上となっています。
長瀞観光協会:モビトロ(超小型モビリティ)レンタカー
ちなみに、モビトロレンタカーは2人乗りの電気自動車で、普通免許が必要です。(75歳以上は不可、普通免許取得後1年以上などの要件があるので利用したい場合はこちらのページをよく読んでください。
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