子供にそろそろ地球儀を買おうかな、と考えて調べてみると、今はARが連動した商品が人気のようですね。
面白そうだなあ、と思って、どんな商品があるか、どれが良いのかを考えて、ShifuのOrboot日本語版を購入してみました。
今回は、この使い勝手、日本語でどのようにしゃべるのか等も含めてお話しします。
地球儀でAR連動型にはどんな商品があるの?
地球儀には材質、大きさ、デザインなどの違いにより、実に様々な商品が販売されていますが、その中でARというのはまた新たな選択肢の1つになります。
私自身がARというのを地球儀選びで初めて知ったのですが、これは「拡張現実」を意味する英語のAugmented Realityを省略した言葉です。実際の映像にバーチャルの情報を加えて表すことで、目の前の世界を現実よりも強い情報として提供するものです。
色々な商品があるようですが、手頃な価格帯で代表的なものとして、以下の商品があります。
ドウシシャ しゃべる地球儀パーフェクトグローブ
こちらの地球儀は数種類あり、値段に応じて様々な機能があります。amazonだと安い商品で1万2千円弱、高い商品だと3万円超となっています。
でも、ちょっと試す程度の品物にするには高いかなあ、という印象を受けました。
おとなと こどもの 地球儀 「ほぼ日のアースボール」
この地球儀は日本語だし地勢タイプの絵なので見やすくて良さそうだと思ったものの、作りが脆弱そうだな、という部分が気になり購入には至りませんでした。(ビーチボールのような塩ビ製なので、子供が粗雑に扱うと簡単に壊れそうな気がしたのですよね。コメントを読むと、買ってまもなく空気抜けしたという人もいました。)
Shifu Orboot(シーフオーブート)
この地球儀は絵が細かくなくて国名や海の名前などが全然出ておらず、勉強チックな角度からの購入には厳しいのかな、とも思いますが、色々考えた末に我が家ではこの地球儀を購入することにしました。
次に、なぜこの地球儀にしたのか、どんな商品なのかをお話しします。
地球儀Shifu Orboot日本語版ってどんなもの?
我が家で購入したのは、日本語版の先行発売とされているShifu Orboot日本語版です。今後日本語版が発売されるということで、事前に限定個数だけをクラウドファンディングの形で発売されたものです。発売形式が特殊だったためか、英語版5980円に対して日本語版は4980円と安くなっていました。
この地球儀は、普通の地球儀と違って国ごとの正確な境界線や国名が出ている訳ではないのですごく迷ったのですが、地球儀というものを見たことない子供に、世界の国にどんな物があるのか、どんな動物がいるのか等の興味を持たせるには良さそうだなあと思いました。中学生くらいになると、世界地理や世界史などの細かい勉強が必要なので物足りないかなあとは思います。ですが、導入としては子供が楽しめそうな感じでした。
元々この地球儀はスタンフォード大学とインド工科大学の卒業生が開発した、アメリカで大人気の商品です。なので、英語版というのは納得できるのですが、それでも英語の分からない人には辛いですよね。でも今回は「日本語版」となっているので、
「これならウチの子供にも大丈夫だわ!」
と思ったのが決め手です。
AR地球儀だと、地球儀を眺めながら家族で夢中になって学べるというのが、どの地球儀でも共通しているようです。購入後に気付いたのですが、AmazonのOrboot地球儀(上記リンク先)をよく読んだら、「バイリンガル機能」ということが書かれていました。(日本語→英語、英語→日本語の切り換えが可能なので、語学教材としても利用できる、という内容。)
ただし、実際に使ってみて感じたのは、やはり地球儀の使い方が慣れるまでは時間がかかるし、テレビ等で出てきた国名があったら、それを元にどんな国かなあ?と考えて、子供に「一緒にOrbootで調べてみようか」と誘って、一緒に遊びながら見てみる・・・というように、大人が率先して遊んでいかなきゃいけないなあ、ということを考えると手間がかかる商品かもしれない、と感じました。
我が家の場合、子供は中学1年生だしそろそろ学校の授業でも必要になる時期なのに、未だに世界に対する関心がないので、私がこれを使い倒すくらいでちょうど良い興味を持つようになるのかな、と予想しております。
ちなみに、この地球儀の特長の1つに、付属している説明内容に関連したゲームやクイズがあり、それによって子供が創造的な学びが出来るということです。実際に使う際にはOrbootのアプリをダウンロードするのですが、これは定期的にアップデートされるし、機能が今後も増える予定だそうです。なので、奥が深そうな地球儀ではないかと考えたのです。
地球儀ShifuのOrboot日本語版を実際に使ってみた!
では実際に、購入したOrbootと、使ってみた様子についてお話しします。
Orbootの操作はiPhoneやiPad等にアプリをインストールして、それを地球儀と連動させて行います。
アプリをインストールして起動させるとこのような画面になり、遊びたいものを選びます。
ちなみに、初期設定は確か英語だったと思いますが、設定画面で「日本人」を選ぶと日本語で表示されます。
ですが、何故かクイズを開くと・・・
英語なんですよねΣ(; ・`д・´)
思わず、設定がきちんと出来ていないのかと思い、何度も上の設定画面に戻って確かめてしまいましたが、何度見ても「日本人」となっており。
まあ、折角買ったので、英語の勉強をしながら楽しんでもいいのかな・・・と気持ちを切り替えて遊んでみることにしました。
動物クイズはこんな感じです。
クイズは英語ですが、動物の名前は一応日本語表示になっており。・・・なので、外国人が考えた、必要最低限の日本語だけ翻訳してくれたのかもしれません。
で、ホッキョクグマがいるのはどこなのか、を地球儀で探して、そこにカメラを当てると、正解の場合に細かい説明と、リアルなホッキョクグマの画像が表示されます。
角度によっては、下の画像のように、クマの顔が見えなくなることもありますが、
ちょっと位置をずらすと、下の画像のように、見やすい向きで表示されたりします。
でも、ホッキョクグマの細かい説明が英語なのですよね(T_T)
また、地図のクイズでは以下のようなクイズのがありました。
アメリカ合衆国の位置探しと、首都の名前を四択で答えるものです。
位置を当てると、国旗が表示されます。
他に日本語の説明になっているメニューがないかなあと探したところ、「くわしく知る」というコンテンツがありました!
このコンテンツは、「くわしく知る」ボタンを押すと画面中央に星マークが出るので、そこの部分を地球儀の動物などに合わせると詳しい説明が出るのです。
例えば、中国のパンダに合わせると、
パンダの説明が表示され、日本語で説明文を読んでくれます。
ただ、外国人が話す日本語というのがはっきり分かる日本語ですが(・∀・)
また、クイズもあり、
上の画像のように、選んだ竹をドラッグしてパンダのところに移動させると、正解なので食べてくれました(*’▽’*)
様々なコンテンツがあるのでゲーム感覚で楽しめる地球儀ですが、やはり主な国しか出てこないのが残念なところです。
下の画像を見ると分かるのですが、ヨーロッパの国々がどのくらい出てくるか確認したところ、国旗が出たのはこれだけでした。
小学生には十分だけど、中学生ともなると、親が学ばせたい勉強には不十分かもしれない、というのを実感してしまいました。
さいごに
とはいえ、中学生が地球儀を使って学習するかといったら、あまり使わないような気がするのですよね。
なので、我が家ではコレだけで良いかと思う気持ちも半分あり、でももう少し細かい国の情報も欲しいなあ、と考えていたところ。
こんなグッズを本屋さんで発見したのです。
両面クリアファイルです!
これならパッと見てどこに何という国があるか分かるし、地球儀で大体の位置関係がイメージできるし、地球儀を2個買わなくて済む、という結論に至りスッキリしました。
とはいっても、完璧な地球儀を求めようとしてはいけないのだ、と反省させられました。
我が家の事例が参考になれば幸いです。
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