栃木県の有名なお土産の1つに御用邸の月があります。
でもコレ、仙台銘菓萩の月とそっくりじゃん!?
と思う人も多いですよね。
今回は、御用邸の月を購入して食べてみた感想や、保存方法、冷凍可能かどうか等について、調べた事や実際に試したこと等をお話しします。
御用邸の月は萩の月のパクリなの?
御用邸の月が誕生したのは平成元年で、当時は「那須の月」という名前でした。
その後御用邸が那須にあることから、御用邸の月と名前が変わって現在に至ります。
一方、萩の月の誕生は昭和54年9月なので、御用邸の月はかなり後になってから出来ているのですね。なので、パクリと言えばパクリなのかもしれません。
とはいえ、カスタードクリームが中に入った、外側がスポンジ生地のお菓子は全国に多数存在していますし、「萩の月に似ているよね~」という感じで食べる人が多いのかなあと思います。
両方を同時に食べ比べた訳ではないので記憶を頼りに、という部分もありますが、萩の月よりも御用邸の月の方が洋菓子風味というか、しっとりしていて極め細やかなスポンジ生地だなあ、という印象がありました。
また、萩の月はカスタードクリームが結構黄色いのですが、御用邸の月はクリームが薄いクリーム色で量も少な目のような気がします。
まあ、全国にある類似品と比べると、比較的大きいサイズだしクリームも多い方とは思いますが、萩の月の大きさには負けるかな、という感じですね。
いずれにしろ、日本人の多くが萩の月を本家本元だと思っているようですし、それを基準に御用邸の月のような類似品を食べ比べてしまうため、何かにつけて比較されるお菓子であることは間違いないですね。
とはいえ、御用邸の月をお土産に選ぶかどうか迷う場合、栃木県のお菓子の中では有名な部類の1つですし、話のネタになるし。一度は買ってみても良いとは思います。
御用邸の月と萩の月の原材料と金額は?
似ている2つのお菓子についてとても気になったので、原材料を比べてみました。
【萩の月の原材料】
牛乳、卵、砂糖、小麦粉、還元水飴、乳製品、バター、澱粉、トレハロース、グリシン、乳化剤、香料、膨張剤
【御用邸の月の原材料】
卵、砂糖、小麦粉、植物油脂、水飴、生クリーム、乳蛋白、脱脂粉乳、ショートニング、異性化液糖、マルトオリゴ糖、グリシン、加工澱粉、食塩、増粘多糖類(アルギン酸Na)、ソルビット、乳化剤(大豆由来)、PH調整剤、香料、酸味料、着色料(V、B2、カロチン)
萩の月がバターを使っているのに対して、御用邸の月はショートニングや植物油脂なのですよね。他にも着色料や乳化剤その他諸々の添加物を使っていますし。
じゃあ料金はどうなの?と思ったのですが、1個あたりの金額は、
・萩の月→180円(ただし箱無し簡易包装だと147円)
・御用邸の月→147円。
あれっ、御用邸の月は簡易包装なので同じ金額ってことか・・・Σ(゚д゚lll)
原材料や金額面で考えると、萩の月に負けたな・・・とは思います(;^ω^)
まあ、単独で考えれば美味しいので文句ないのですけどね。(うーん、すごく残念な気分です。)
御用邸の月の保存方法は?
御用邸の月の保存方法は、基本的に常温保存となってます。
とはいえ、近年の夏の猛暑だと35度以上なんてこともありますし、そういう場合は冷蔵庫の方が良いですね。
基本的に常温保存といっても、メーカーとしては25度や30度未満のことを想定しているので、35度といったらちょっと危険領域になってしまうのです。
特に、御用邸の月はカスタードクリームなので傷みやすい類の食品なのです。まあ、常温保存で賞味期限は20日となっているので、開封しない限り問題ないのですが、気温が上がるとちょっと心配になる人もいるでしょうし、夏場は冷蔵庫で冷やして食べるのも美味しい、とメーカー側でも言っているので、もし夏に購入するのであれば、「冷蔵庫で冷やして食べる方が美味しいですよ」と言って手渡す方が良いかもしれません。
我が家でも実際、冷蔵庫で保存して食べました。カスタードクリームなので、常温のぬるいままよりも、冷やして食べる方が美味しいと思います。
御用邸の月は冷凍可能なの?
御用邸の月だけでなく、萩の月も同じですが、特に冷凍保存というのはメーカー側で推奨している方法ではありません。
ただ、現実的に、たくさんあるお土産を賞味期限日になっても食べずに残ってしまうのであれば、冷凍保存した方が良いのかなあ、と考える人もいますよね。
なので、我が家でも御用邸の月を食べる際に冷凍保存してみました。
冷凍庫に1日入れて凍らせ、取り出したものです。
1時間後切った断面です。
そして、1時間程度解凍して食べたところ、とても美味しく食べられました。
ただ、冷凍したものを解凍すると、味は落ちないのですが、スポンジ生地がなんとなく「べちゃっ」としているような感じがしました。
知人に意見を聞いたところ、
「冷凍する場合は長期保存目的よりも、美味しく食べるために1時間くらい冷凍庫に入れてから、取り出してそのまま食べると半冷凍で美味しく食べられるよ!」
と言われました。
他にも色々な食べ方があるかもしれませんが、凍らせ過ぎずに食べるのがおすすめのようです。
さいごに
「御用邸の月」というと、天皇家の御用邸のイメージから「気品」があるような気がして、つい手に取ってしまうお菓子ですよね。
「萩の月」のパクリではないか、と感じる人も多いとは思いますが、平成25年には全国菓子大博覧会で橘花栄光章(きっかえいこうしょう)受賞を受賞するほど高い評価を受けたお菓子なので、お土産品としても喜ばれると思いますよ。
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