先日、東武動物公園に行ったところ、乗馬体験があったので子供と2人で参加してきました。
ただ、実は私も子供も2人揃って高所恐怖症で運動音痴。やりたい気持ちは強かったけど、馬の上に乗れるのか、もの凄く心配でした。
今回は、この乗馬体験についてお話しします。
東武動物公園の乗馬体験ってどんな感じ?
埼玉県の東武動物公園には、東武乗馬クラブ&クレインが入っており、園の入場券以外に1回1260円で30分の乗馬体験が出来ます。
乗馬体験そのものは30分ですが、馬とふれあいタイムや、厩舎見学なども含めて1時間半程度かかります。最後は入会しませんか?というような説明があり勧誘されるので、ちょっと面倒ですが、乗馬を楽しんだ後はまた乗りたいなあ、という気にさせられるため、勧誘されてそのまま入会する人もいるようですし、私自身も勧誘されて、家が遠くというネックさえ無ければ入会したいなあ、という気になりました。(ウチからこの乗馬クラブまで、2時間近くかかるんですよね・・・。)
さて、この東武動物公園には馬が約150頭いて、規模は日本国内最大級で、小学生から70才近い高齢の方まで幅広い年齢層の方が通っていました。
乗馬は一度やってみたいとは考えていましたが、私も子供も運動音痴で自転車にも乗れないくらいバランス感覚がありません。しかも、高所恐怖症で子供は30cmの高さを飛び降りるのも怖いくらいなのです。
だから、背の高い馬に乗ったり降りたりするのも難しいのではないか?と思っていたのですが、「乗りたいな~」と思いつつ、子供と2人で乗馬クラブの馬を眺めていたところ、指導員の一人に話しかけられて「大丈夫ですよ」と言われて、『これって営業トークだよね?(苦笑)』と思いつつ、子供が「乗ってみたい!」と言うので、子供のやる気は大事にしなきゃいけないなー、ということで一緒に乗馬体験をすることにしました。
ですが、行った時間帯は結構混んでいたようで、1時間半後の時間帯を押さえておき、それまでの間に動物園を回ることにしました。
東武動物公園の乗馬体験に子供と2人で参加!
さて、予定時刻になったので乗馬クラブに戻りました。
その後は、フロントで氏名と予約時間を言うと、受付横のテーブルに案内されて簡単な説明を受けた後に長ズボンやベスト、ヘルメット、ブーツのサイズを確認し、着替えました。
子供のブーツはコレ。
23cmと言ったら36XXLを出してくれました。ちなみに私は24.5cmで38XXLでした。しかし、乗馬用のブーツは足が長いです。最近の子供は足が長いのでまあギリギリなんですけど、私は足が短いので膝ギリギリまでブーツがきて、とても歩きづらかったです(汗)
ベストはこちら。
エアーバッグベストだそうで、何かの際ににはエアーバッグが働いて体を守ってくれるそうです。結構生地も分厚かったせいか、乗馬体験中は汗だくになりました。
その後、外に出て今日乗せてもらう馬を紹介され、ふれあいタイムになりました。
うちの子供は動物に興味があるものの、触るのが怖くて一度も動物に触ったことがありません。ですから、馬に触っていいよ、と言われてもなかなか触れることができず、何度も言って一緒にやろうとして、ようやく数分後にホンの少しだけ触ることができました。
触れ合うことが出来た後、実際に乗る場所で前の人の様子を暫く見学しました。
そして、その後いよいよ私達が乗ることになりました。
乗るのは1つの小さなサークル内のスペースです。
2人と馬2頭、指導員2人で行います。
子供が乗るのですが、怖がって乗れなかったので、指導員1人が馬の手綱を押さえて動かないようにして、私が子供のお尻を支えてもう1人の指導員が子供の横に立って説明しながら怖がらないように教えてくれ、私もお尻を上に上げて・・・
なんとか上に乗れました。
そして私ももう一頭の馬に乗りました。
私が乗った馬はピューレックス、子供が乗った馬はピックアップ、両方とも雄で、ピューレックスは人間で言うと100才近く、ピックアップは80才程度なのだとか。
だから、すごく穏やかというか、怠け者だそうです。(特に高齢なので仕方ないのだとか。)
でも、高齢だからこそ初心者向けの馬としてはちょうど良いそうです。
乗ったら、最初は動かし方を教わります。それで暫く歩く練習をした後に止める練習をします。
止める練習が出来たら、左に曲がる練習や、曲がらずに進む練習などをします。
そうそう、こういう指示は自分で手綱を引いたり足で馬の腹をキックして命令するのですが、それが出来たら馬の首の部分を手でポンポンと叩いてあげるんですよ。全て、自分で想像するよりも強くて大丈夫だそうです。心配して優しく叩くと逆にくすぐったい程度にしか感じないらしく、意味が通じないのだとか。そして、叩く回数は数回。叩き過ぎると「今日はもう乗馬おしまい!」と勘違いして、馬がダレるのだとか。
馬との交流の合図って色々意味があるのですねー。指導員の方々は面白おかしく説明してくれるので分かりやすいし、もっと色々知りたいな、という意欲を搔きたててくれました。
そして、初心者の体験なのでもちろん最初から最後まで指導員がべったりくっついてくれたのですが、馬と交流していると馬と2人(?)で楽しんでいる気分も味わえたし、すごく充実して、あっという間の30分間でした。
あと、ビックリしたのが子供の乗馬で。
何にビックリしたかというと、
「お子さんの方が馬に乗った姿がサマになっているよ~」
と笑われたんですよ。
確かに、言われてから後ろを振り向くと、普段は姿勢が悪いのに、馬に乗った姿勢はピンとしてるし、結構カッコいいのです!
動物が怖いって言ってたじゃん!?
高い所苦手だったじゃん!?
運動音痴のはずが、何て良い姿勢で跨っているの!?
という感じでした。
まあ、最後に馬から降りるのが大変で、やっぱり高い所苦手は変わっていないな、と思いましたが。最後も指導員の1人に手綱を持ってもらい、私が子供のお尻を支えて、もう1人の指導員が足を下すのを手伝ってくれました。
乗馬は高所恐怖症でも大丈夫?
馬の高さを感じるのは、乗る時と降りる時が特にありました。
生まれて初めての体験で、高所恐怖症の子供にとってはかなりの怖さがあったようですが、乗る時、降りる時両方とも、しっかり指導員が2人がかりで子供のフォローをしてくれましたし、私も子供を支えていたので問題ありませんでした。
また、乗っている間は、足元近くを見てしまうと揺れを感じるし、高さを意識してしまいます。だから、目線を前の方、遠くにして、なるべく体の力を抜くように意識して、背筋をピンとして乗るようにします。あと、足の力も抜いて踵を下げることも大切です。(爪先が下がっていると体が前のめりになってしまうため落馬の危険性もあります。)
乗馬クラブによって違うでしょうけど、多くの乗馬クラブの初心者レッスンでは、初心者が不安にならないよう、お年寄りののんびりした馬が用意されるようです。このお年寄り馬、一応レッスンではピシッとやってくれるのですが、レッスン中でも気ままに排泄しちゃったりするのだとか(*´ω`*)
「馬に乗る」というのは競馬などの激しい競走をイメージしがちですが、実際の馬は大人しくて、のんびりした性格だそうです。
だから、馬に親しむことが出来れば、恐怖心よりも乗りたいという意欲の方が強く湧いてきて、高所恐怖症でも気にせず乗れるようになるようです。
さいごに
乗馬体験の後に動物園を見学して気づいたのですが、動物園内ではポニーの乗馬体験が別にあるんですね。こちらの方が料金が安いし、小さい子供にはそちらの方が良いのかもしれません。
でも、本格的な乗馬というのは30分間あるし、指導員がマンツーマンで教えてくれるのでとても充実していて楽しいです。動物園に行くついでだと安いので、機会があったら是非体験してみてくださいね。
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